
映画『ボヘミアン・ラプソディ』が連れ戻した音
あのころリアルタイムでクイーンを聴いて生きてました。
このジャケット、見たことがありますか?

私の初めてのクイーンはこれです。
映画の中で、フレディが、" give the people what they want" と自分の仕事を表現していますが、私は、まさにその people の一人だったんですね。
「ファンが欲しがるものをあげる」のが自分の仕事だと言っています。
この言葉、ファンの心理を見抜き、端的に表現していますよね。
ファンは、自分の欲しい物を勝手にもらっているのです。
慰めが必要な人は慰めを、励ましが欲しい人は励ましを、勇気が欲しい人は勇気を、怒り、忍耐、諦め、希望、未来・・・
WANT という英単語は、「望む」「欲する」と和訳し、それは正しいですが、もともと「足りない」という意味です。
必要なのに足りてないものをもらえば、人は次に進むことができます。
クイーンの音楽がみんなに元気を与えていたのは、こんな仕組みだったのです。
これは、懐かしい日本公演の記録です

フレディが逝ってもう25年だなんて、・・・
フレディに元気をもらった私たちは、さらに25年生きてきて、いろいろな体験を積みました。
あのころとは違うものの見方や生き方も身に着け、25年前の欠乏感はもう忘れてしまったかもしれません。
フレディも生きていれば、ファンとも別のかかわり方をするようになっていたかもしれません。
でも、そんなチャンスをもつことなく、ただ一方的に与え尽くして、人生を終えてしまいました。
劇場に座り、昔と変わらず体中に響き渡るクイーンの音に、バリアを全開して浸っていると、懐かしさに陶酔するという新しい感動を覚えました。
これが、サントラ盤です

映画を観て最初に感じたこと
☆ すごいリアルで、記録だと言われたら信じちゃいそう
フレディを演じたのは、エジプト人の両親を持つアメリカの俳優ラミ・マレックで、エキゾチックな風貌も似ていますが、動きや話し方、それに言うこと(これはシナリオだけど)がいかにもで感心しました。
フレディだけじゃなく、何もかもそっくり、というより、「いかにもリアル」が見事でした。
個人的には、ロジャー・テイラー役がピッタリでよかったんですが、演じているイギリス人俳優ベン・ハーディが好みというわけではありません(笑)
あの声も驚きです。
オリジナルの口パクじゃなくて、フレディの声と主役を演じたラミの声とカナダのシンガー、マーク・マーテルの声なんですね!!
ボヘミアン・ラプソディはマークが歌ってるんですって!!
別人だなんて、信じがたいです💦
☆ 伝わるエネルギーが強烈だった
クイーンとエネルギッシュは切り離せないので、これもリアルということですね。
☆ フレディがハッピーだったかどうかが気になる
ファンをハッピーにすることが望みだったんだから、その望みは叶ったはずなんだけど・・・
この疑問が解きたくて書いたのが昨日の記事です。
英語で書いたのは、シンプルに考えを表現できるからです。
日本語は慣れてるので、センチメンタルにハマったり冗漫になる危険があります。
というわけなので、昨日の記事を日本語でも書きたいのですが、今だと、これから映画を観る楽しみを邪魔しそうだし、ネタバラシ、したくないので、今は、ここで止めます。
もう、ネタ知ってて、気になる人は、昨日の記事、読んでくださいね。
私は映画を観てから、また、クイーン聴いてます。
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